非線形ビームフォーミングと気象データ計測
PAWRでは,アレイアンテナが受信した信号に対してビームフォーミング (BF) を適用させ,その結果から各3次元位置における雨量や風速などの気象データを推定します.本研究室では,BFとその結果に適用させる推定アルゴリズムの両方を改善することで気象データの計測精度を向上させています.我々が開発した「凸最適化に基づく非線形BF手法」は,従来の線形BFと比べて降雨分布をより高分解能に計測できます.
日本語論文 (ダウンロード)
北原 大地, 森川 侑奈, 平林 晃, 吉川 栄一, 菊池 博史, 牛尾 知雄,
"フェーズドアレイレーダにおける隣接仰角間の類似性を利用した気象パラメータ推定,"
第32回回路とシステムワークショップ, 東京, Aug. 2019, pp. 129–134.
英語論文 (ダウンロード)
D. Kitahara, M. Nakahara, A. Hirabayashi, E. Yoshikawa, H. Kikuchi, and T. Ushio,
"Nonlinear beamforming via convex optimization for phased array weather radar,"
2018 Asia-Pacific Signal and Information Processing Association Annual Summit and Conference (APSIPA ASC), Honolulu, HI, USA, Nov. 2018, pp. 1831–1835.